MBA受験体験記 Pacific (Full-Time MBA 2019, 総合電機, 社費)

ハンドルネーム:Pacific
属性:34歳(受験時)、社費、工学部(修士)、性別(男)
職務経験:総合電機 (9年)
海外経験:なし(出張ベース:アメリカ、中国、インド、シンガポール)
出願校:HKUST、MIT Sloan、Texas(Austin)

私は総合電機メーカーの知財部にて知財・テクノロジーのマネジメント及びこれらを活用したビジネスモデル創生に携わって参りました。その中で、描いたビジネスモデルを自分の手で実ビジネスにしてグローバルでイノベーションを起こしたいという思いが強まりました。そこで、これまでのキャリアで不足していたグローバルビジネスでのネットワーク構築、リーダーシップの実践を求めてMBAを志すに至りました。

HKUSTの一番の決め手は、卒業生が在学時から卒業後に渡ってリーダーシップを発揮していたことです。HKUSTでは欧米のビジネススクールに比べて日本人学生がより積極的にリーダーシップを発揮しているという感覚を卒業生との会話の中で持ちました。例えば、テクノロジークラブにおいて日本人がプレジデントとして各国の企業・外部団体とのネットワーク構築をリードして活躍していました。このようにダイバーシティ溢れるクラスメートの中で鍛えたリーダーシップが、卒業後にビジネスリーダーとして活躍できている基盤になっているという卒業生の経験談から、卒業後にグローバルで自社の新規事業を立ち上げるという自分の目標に対してHKUSTは実践的で最適の場であると確信しました。

加えて、コレボレーティブなプログラムであることも魅力の一つでした。100-120人というスモールクラスの中で互いを理解し・リスペクトし、異なる特徴を持つクラスメートと協力する経験は、ビジネスリーダーとしてグローバルで他社とのコラボレーションを推進する際の大きな助けとなると考えました。

一方、スコアメイキングでは大苦戦し、結局1年近くを勉強に費やしましたが最後まで納得いくスコアまで辿り着くことができませんでした。なお、TOEFLスピーキング対策で通っていたE4TGの実践的なレッスンは後述の面接でも役立ちました。兎にも角にも、MBA留学に興味をお持ちの場合は早期にTOEFL/IELTS対策に着手されることを強くおすすめ致します。

一方で、エッセイ作成・インタビューについては、AGOSコンサルタントからのアドバイスの下で、HKUST MBAコミュニティとのネットワーク構築に注力したことで、自分のやりたい事と学校とのフィットをしっかり確認した上で臨むことができました。例えば、東京開催の説明会・体験授業で卒業生やアドミッションスタッフとの交流を継続的に行いました。さらに、オープンキャンパスに参加して各国から集まった在校生・受験生と話す中で、自分が求めていた高ダイバーシティの環境がここにあると確信致しました。インタビューは学校に頼んでオープンキャンパスの後にFace to Faceにて行ってもらいました。自分の描くMBAでのビジョンとHKUSTコミュニティとの交流の中で感じ、学んできたことを結び付けて面接官に自分の言葉で伝えられたことが合格を勝ち取れた要因ではないかと思います。

MBA受験では思い通りに事が進まず、仕事と勉強の両立に苦しまれることもあるかと思います。そのような時は、家族や受験仲間と喜びや苦しみを分かち合いながら自分を信じてとにかく続けてください。そうすれば必ず最後には何とかなりますので。

在校生・卒業生も受験生の皆さまのお力になれればと思っておりますので、HKUSTコミュニティにもコンタクトしてみてくださいね。

皆さまのご成功を心より応援しております。