MBA受験体験記 T.M.K (Full-Time MBA 2019, IT, 社費)

プロフィール

ハンドルネーム:T.M.K
属性:29歳(受験時)、社費、出身学部(私立法学部)、性別(男)
職務経験:IT(NW、クラウドサービス(IaaS・SaaS)営業、マーケティング)(7年)
海外経験:あり(インドネシアにおいて1年)

Why MBA

<社内への説明:戦略的協業のノウハウ習得>

グローバルで競争が激化するIT市場においては、自社のリソースだけでは生き残れずM&Aをはじめとした外資との戦略的協業が必要であると判断し、その知識を身につけるため、MBAを志願しました。MBA取得後はM&A関連部署か、買収先海外法人のマネージャ職を希望しています。

<パーソナル:自分自身の腕試し>

ITインフラの営業担当として、日本およびインドネシアにて、ネットワーク、電話、サーバまで一通り経験しました。営業成果を社内で評価されることに満足する一方で、だんだんと成長の機会を逸していると思うようになりました。30歳を節目にチャレンジングな環境に身を置いて自分が世界を相手にどこまで通用するかを確かめるため、志願しました。

Why HKUST

<自社事業戦略との合致(+勉強のし直し)>

HKUSTがアジアトップのMBAでありアジアビジネスに熱心な人材が集まっていることが、日系の大手通信コングロマリットである自社の海外戦略と合致していると判断したためです。またエクスチェンジもカリキュラムに含まれていることからアジアだけでなく欧米のトップスクールの教育もうけることができると判断したため志願しました。

(学生時代ほとんど勉強してこなかった自分への反省の意味もこめて、アジア&欧米のトップスクールの授業をうけてアカデミックな部分を叩き直したいという思いもあります。)

受験準備

スケジュール

短期スケジュール(2016.9準備開始〜2017.3出願)であっため、負荷がかなり大きかったです。ご興味のある方は個別に連絡をいただけますと幸いです。

2016.9 社費選考合格 (TOEFLもGMATもHKUSTもこの頃はまだ知らない)
AGOSのTOEFL模試を受験、スコアをみて驚愕し、翌日AGOSに入会。
     部署の後輩社員が転職、業務量が増える。
上司に相談し、9:00-19:00までは仕事、20:00-5:00まで勉強の生活にシフト。
2016.11 TOEFLスコアが約2倍になる。
2016.12 部署の社員がもうひとり退社、業務量が増える。
2017.1 GMATを初受験。スコアに再度驚愕をする。ラウンド2の出願を諦める。
2017.2 業務で緊急の海外出張がはいり出張先の飛行機&ホテルでEssay作り。
2017.3 Round3締め切り二日前のGMATでスコアが約2倍になる。
     Round3出願。模擬面談をはじめ先輩方に多大なる協力をいただき、合格。

アドミッションスタッフとのネットワーク作り

プロジェクトがたてこみ業務がかなり繁忙しておりましたので、キャンパスビジットはどこもいけませんでした。アドミッションが職場の先輩(HKUST卒)の同級生であったこともあり、先輩経由で連絡を取る形でした。

TOEFL/IELTSの取り組み方法

TOEFLの学習に集中できる時間は概ね3ヶ月でした。以下参考までに。

1ヶ月目:ひたすら単語を覚えました。また、字を書く時間がもったいないので、Google画像
     検索のイメージを頭に刷り込む方法をとりました。単語を覚えた途端に、リーデ
     ィングが大幅改善しました。
2ヶ月目:個々のパートを鍛えます。
     リーディング、リスニングは模試をときます。問題のパターンがある程度きまって
     いるため、量をこなしていくうちに傾向がある程度わかってきます。
     スピーキングは、「自信をもって話すこと」が大事です。恥ずかしがらずに、堂々
     と話すことを意識すれば、安定的に22-23は出るようになりました。     
     ライティングは最後まで点があがらなかったのでなんとも言えませんが、”TOEFL
ESSAY(バロンズ)”はある程度役に立ったと思います。
3ヶ月目:TOEFL模試をときます。でてきた問題はすべて覚える感覚でやりました。
     あとは気に入った会場はお金に糸目をつけず前もって予約しました。

GMATの取り組み方法

GMATは最後まで低スコアでしたので他の方にお譲りします。濱口塾を利用しました。

エッセイの取り組み方法

AGOSのカウンセリングを利用しました。1ヶ月ほどの時間を割いたので、他の方と似たような対策をとっていると思います。

インタビューの取り組み方法

AGOSのカウンセリング+HKUST卒業生の模擬インタビューを行いました。またオンライン英会話も利用しました。実際のHKUSTのインタビューは終始なごやかなムードで行われ、とても良い印象をもちました。

推薦状の取り組み方法

会社上司より二通いただきました。当時所属していた部署の上司と、インドネシア勤務時代の現地法人社長(NUS MBA)にお願いをしました。

最後に

準備期間が短く、相当苦労しました。月並みですが、諦めなければ大半のことはうまくいきますし、難しい挑戦であればあるほど、達成できたことが人生の糧になります。妥協せず、最後まで自分を信じて頑張ってください。また、私でよければ相談にのることは可能ですので、お気軽にご連絡をください。